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KIAだより「かつおの旅」

「かつおの旅」第24号
2009/7/3

か つ お の 旅(第24号)

「ジュニア国際大学」

      財団法人高知県国際交流協会
                                  マネージャー 吉田進

 今年も6月27日(土)に、いの町天王の県立青少年の家で「ジュニア国際大学」を開催することができた。県内での新型インフルエンザの発生を心配していたが、36名の小学4年生から6年生の子供たちの元気な姿を目にすると、そんな心配も一瞬にして吹き飛んでしまった。梅雨の合間の晴れ間も手伝って、子供たちの笑顔がますます輝きを増していった。

 元々この「ジュニア国際大学」は、日本社会における急速な国際化と英語教育の低年齢化を受けて、県内小学生に異文化に対応できるコミュニケーション能力と世界についての正しい知識を身につけてもらおうという思いで5年前に始めたのだが、この5年間で延べ175人の小学生高学年が大学の門を叩いてくれた。最近になってマスコミに取り上げられるようにもなり、県内における小学生向けの国際理解講座の定番メニューとして、その存在がやっと認知されてきた。

 回を重ねるにつれて、様々なことを私にも教えてくれる大学であった。外国の遊びをその国の言葉でやってみるという授業では、当初、日本と外国との違いを際立たせることに主眼を置いていたのだが、実際に子供たちに他国の遊びを体験してもらうにつれ、違いよりも類似点のほうが目立つようになった。今年の遊びの中でも、「すごろく」や土佐の「ハシケン」に似た遊びが外国にもあることを知り、遊びを通じた文化の類似性を小学生のみならず私自身も学ぶことができた。

 また、外国の事を知ることも大切なことだが、日本の事を外国に伝えるための発信力も、異文化コミュニケーション能力を高める上で、育んでいかなければならない素養の一つであることを、今回外国の遊びを教えてくれた外国人から教わったことだった。「国際理解」とは、自国の事を十分理解して初めて他国の事を深く理解できることを示唆する発言と受け止め、今後、国際理解教育を実践する者として、この言葉を深く胸に刻み込むことにした。



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