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「かつおの旅」第12号 か つ お の 旅( 第12号 )
「地球市民として考えよう!」 財団法人高知県国際交流協会 皆さん、「国際協力の日」ってご存知ですか?1954年(昭和29年)10月6日、日本国政府がアジア地域の経済社会開発のための行動計画である「コロンボ計画」に参加した日です。この日を境に、日本は世界に目を向けて本格的な国際協力に乗り出した記念すべき日なのです。 この日から遡ること9年前。終戦直後の日本は正に焦土と化していました。主な都市は焼け野原。満足な食料もなく、日々の暮らしをどう凌いでいくか、それだけが唯一の目標でした。私の両親は終戦前後の混乱期に生まれましたが、食べることがやっとの生活でイモや大根、麦飯など自前の零細な畑で取れる野菜や穀物で飢えを凌いでいたと私が子供の頃よく聞かされたものです。 それが今では世界第2位の経済大国という地位を占めるに至り、巷にはモノが溢れ、ファミリーレストランやファーストフード店などの外食チェーン店のゴミ箱には大量の食べ物が捨てられているという、終戦直後の60年前には考えられない大量廃棄の社会に日本は突入してしまいました。 しかし、この広い世界には1日1ドル未満で生活をし、1日1食しか食べられない人々がいるという厳しい現実もあるということを決して忘れてはなりません。私の青年海外協力隊員時代に、1日の食事がバナナだけという集落の想像を絶する食生活に遭遇しました。栄養失調のため、その集落の子供たちのおなかは妊婦のように膨れていました。 けれどもこの光景は、60年前の日本の光景と重なり合っているような、そんな気がするのです。日本もつい最近まで世界から援助を受けていました。世界銀行という国際機関から日本の経済復興のためにお金を借りていたのですが、完済したのはほんの15年前の1990年という、日本がちょうどバブル経済で浮かれていた年です。 今や援助大国でもある日本ですが、私たちも援助を受けていたという歴史をしっかりと胸に刻み、国際社会の一員としてのこれからの日本のあるべき姿を、当協会が10月15日、16日の2日間で高知市旭町のソーレで開催するイベント「国際ふれあい広場2005」で一緒に考えてみませんか?このイベントを通して世界的視野で物事を考え、地元で行動できる「地球市民」が数多く生まれることを、全地球市民が望んでいるのです。
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