|
「かつおの旅」第3号
2004/ 8/ 10
か つ お の 旅( 第3号 )
「国際交流への旅の始まり」
(財)高知県国際交流協会
ジュニアマネージャー 吉田進
皆さんこんにちは。当協会のホームページをご覧いただきありがとうございます。今年4月から当協会のジュニア・マネージャーとして働くことになりました。高知県の国際交流・国際協力の推進に向けて粉骨砕身努力してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。
私の国際交流との出会いは比較的遅く、大学卒業後の23歳のときでした。当時就職浪人中の私は、4月から新社会人として出発する前に外国旅行でもしようかと、1月半ばから5週間かけて1人でアメリカ合衆国を回りました。就職浪人中ということで時間はあるけど金のなかった私は、アメリカ滞在中、宿代の安いユースホステルに泊まり(当時1泊15ドルくらい)、移動手段はアムトラック(アメリカ鉄道旅客輸送公社)のレイルパス(当時300ドルくらい)で、サンフランシスコを旅の発着地点として広大なアメリカをぐるっと一周してきました。
集団で旅行するツアーとは違い、旅のプランから移動まで何でも一人で行う個人旅行は思わぬハプニングや出会いが付きものです。「ミルク」を注文したかっただけなのに、私の発音が悪いため何度言っても店員に全く通じなかったというような言葉に伴うトラブルは数知れず。列車の到着が遅れ、駅で2〜3時間待ちは当たり前。西海岸と東海岸、そして南北で全く気候が異なるアメリカでは、真夏と真冬の服装を場所に応じて切り替えることも必要でした。
5週間も旅を続けていると様々な人に出会います。特に相部屋が基本のユースホステルを転々としていると、同部屋となった様々な国の人々との交流は、仮に自分が求めなくても避けて通れないものとなります。言葉の問題で最初は交流に消極的だった私も、「Hi!」と挨拶をしているうちに心のバリアが解け、次第に片言とはいえ言葉による交流が進みました。そして旅の後半には、ニューヨークの鉄道駅で知り合ったスペイン人と一緒にナイアガラの滝まで旅行するに至りました。
私の国際交流は、まさにこのアメリカ一人旅から始まりました。この旅行を契機に、毎年1,2度は外国を旅し、新たな発見、様々な出会いを積み重ねてきました。そして今年、これまでの経験を生かすことができたらという思いで、高知県の国際交流活動を推進する今の職場にたどり着きました。
仕事としての国際交流は、まだ旅の緒についたばかりです。現在は、国際交流・国際協力に関するイベント、海外スタディツアーなど、これまで自ら参加者として関わってきた各種事業を企画・立案しています。参加者から事業企画人へと立場が変わって戸惑う面もありますが、職場の人やこれまで培った国際交流の人脈を頼って何とかやっています。
この文章を読まれたあなたといつか私は会うことができると思います。それはあなたと私が「国際交流」という同じ旅程を旅しているからです。お会いできる日を楽しみにしています。
バックナンバー
「かつおの旅1号」
「かつおの旅2号」
|