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国際協力キャンペーン開催!

 

 10月6日の国際協力の日を記念して、平成15年10月11日(土)、12日(日)、13日(月)の3日間、高知市帯屋町の新京橋プラザ1Fにて国際協力キャンペーンが実施されました。
 独立行政法人国際協力機構(JICA)、NGO、国際NPOの活動状況を紹介するパネル写真展をはじめ、様々なイベントが実施されました。

主催:財団法人 高知県国際交流協会、2003国際協力キャンペーン実行委員会
共催:独立行政法人国際協力機構 JICA

【イベント内容】
◆国際協力パネル写真展 ◆世界の民族衣装の展示・試着 ◆世界の小物展
◆世界のお茶・エスニック料理(試飲、試食) ◆民間国際交流・協力団体の活動報告会




ブラジル、アルゼンチンの2ヶ国にまたがり
大小300滝を持つ世界最大の滝『イグアス』

ガーナ青年海外協力隊の活動現場を訪問

凛々しい姿の王者ライオン

記念植樹:日中友好の森づくりネットワーク

インドネシアでの医療支援現場
 


 キャンペーンでは、様々な民間国際交流、協力団体の活動報告会がありました。その中から「インドネシアでの医療支援活動」と、「トルコ訪問記」の報告を紹介します。


コナ村滑走路周辺の集落

アジア僻地医療を支援する会
会員  長野 夢

 私たちはこれまでインドネシア、イリアンジャヤ州のソロバ村における医療支援活動を8年間行ってきました。その活動が徐々に人々に認められ、今回ワメナ市からセスナ機で30分ほどのところにある、メック族のコナ村まで活動を広げることになりました。コナ村の医療は看護士1人、看護助手3人で行っています。しかし、その全員が十分な看護教育を受けているわけではありません。また薬や器具も少なく、診療所も狭く不衛生なため満足のいく医療を村民に提供できていません。

 こういう状況を改善するため、私たちはジャヤビジャヤ県の保健局と協力して、コナ村とソロバ村の意欲のある看護助手に、より高度な技術を身に付けてもらうための実施訓練を計画しています。

 また、コナ村には助産師になりたい女性がいます。村では珍しく読み書きのできる女性ですが、授業料が払えないため高校を中退し、その後結婚をしたので、勉強を中断しています。私たちは彼女を励まそうと、再び教育が受けられるように教育委員会に働きかけ、援助していこうと思っています。

 さらに、コナ村の協力を経て、診療所を立て直そうという計画が立ち上がりました。これにはコナ村の予算の一部と当会の予算の一部を当てて進めていく予定です。

 これ以外にもコナ村にはまだたくさんの問題が存在しています。今後しばらく支援を続けていきたいです。


診療風景

折り紙を教える教室

 

トルコのススメ
(財)日本国際協力センター
研修監理員 有澤 めぐみ

 世界遺産に指定された古民家が残る町、サフランボル。すり鉢状の盆地に可愛らしい家々が立ち並び、石畳の通りには皮細工や銀製品を売る店が軒を連ねる。「これ可愛いね」と店を覗けば、「チャイでもどう?」とおじさん。店の中から「チャイ〜」と叫べば、どこからともなくチャイ屋が小さなガラスの器を運んでくる。次の店ではお昼ご飯のスープとパンをご馳走に。食べ終わったら、最後に新聞紙の上に残ったパン屑を集め、サーっと手の平に流してパクッ。食べ物を粗末にしないイスラム教の教え。

 お腹もいっぱいになったし、隣町に行ってみようと坂をどんどん登っていくと、あれれ、いつの間にか見晴らしのいい丘の上に。どうやら道を間違えたかな。引き返そうと小道を下ると、家の庭先でおばさんたちが総出でパン造り。「ちょっと写真を撮らしてもらえませんか?」聞くより先に「入ってチャイでもどうぞ」と恰幅のいいおばさんが手招きする。お腹いっぱいのはずなのに、遠慮なくイスに座りチャイを片手に焼きたてのパンを頬張る私。あっちこっちで「チャイ、チャイ」と声をかけられ、なかなか目的地に辿り着けない国、それがトルコ。こんな優しい人々と一緒にチャイを飲みたければ、ぜひトルコへ。


岩で作られた昔の住居
カッパドキアのゼルヴェ渓谷

7つの丘の街イスタンブールでひときわ目立つ
『スュレイマニエ・ジャミィ』



「日中友好の森づくりネットワーク」活動報告会

イギリス文化理解講座


それぞれ各団体ごとに展示したパネル写真



 

「世界のお茶・エスニック料理の試飲・試食
世界の民族衣装の展示。中国、アフガニスタン等
「日タイカービングクラブ」の広瀬さん

広瀬さんによるかぼちゃのカービング。
かぼちゃはなんと128kg!



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